排除と恐ろしい世界
コピー&ペーストのように同じものを求める…。
自分と同じものを求めることを求め、同じように感じることを求める。同じでなければ烙印ボタンを押し排除する。排除した異物は存在しないのだから、同じひとつのものしか残らない。それが「正しさ」になる。
人間は群れの生き物だからある程度は仕方ない。しかし度を超すと行き場を失い死ぬしかなくなる。すると今度は「死んではいけない」と言う。
排除する心も怖いが、
自分で殺しておきながら死んではいけないと駄々をこねるのだ。シリアルキラーでもそんな無理は言わない。
きっと「死ねなんて言ってない。同じになればいいじゃないか…どうしてこの人はそんな簡単なことがわからないんだろう?」と首を傾げるのだろう。まるで俺が無理を言ってるように。
同じものであることを拒絶してるわけじゃない。できることなら同じになりたい。その方が得るものも大きく、苦しみもない。しかし間違っているものと同じになりたくないのだ。どの時代も「同じ」になることで、恐ろしい世界を作り出してきたのだ。~Canon's word Synchronicity~